ポートビラの都心(と呼ぶのは違和感があるが、首都の中心部には違いない)から、ミニバスに乗って15分程北に走るとメレの海岸に着く。この沖合い200mにメレ島、別名Hideaway島と呼ばれる小さなリゾートがある。島には宿泊施設もあるが、日帰りで手軽に行けるシュノーケリングやダイビングスポットとして、地元在住の外国人達に親しまれているようだ。

バヌアツの土地は殆どが私有地で、この島も「入島料」を取る。外国人と地元民の二重料金制になっていて、我々は地元在住を主張したが、ビスラマ語が不完全で外国人料金を払わされた。島の周辺はサンゴ礁で、海中を覗くと、色とりどりの魚たちが様々の形をしたサンゴの林を泳ぎまわっているが見える。世界唯一という「海中郵便局」もある。

日本の習性がまだ抜けない我々は、海岸で一日中ボーっとしていることが出来ない。昼食後早々にメレに戻り、またバスに乗って滝見物に移動した。ここでも料金交渉は不調で、1000円相当の外国人料金を払わされた。熱帯雨林の遊歩道をたどると、豊かな水量の渓流がいくつもの滝を形成し、一番奥には落差30mの大滝が落ちている。滝壷はどれも恰好の水浴場で、現地の子供達と一緒に思い切り水遊びをして、1000円のモトを取ったような気分になることもできる。

ハイダウェイ島は可愛らしい小島。メレ海岸から無料の渡し舟で渡る。 入島料は500円相当。現地人は半額だが、入島者の殆どが現地在住の白人
好天の日曜日でも人出はたいしたことはない。 沖合いをヨットが行き交う。
熱帯魚に混じって美味そうな魚もウヨウヨ泳いでいる。ガラス底の小船から撮った。 名物の海中ポスト。切手をなめて貼るのかどうかは知らない。
滝壷は恰好の水浴場となっている。 メレの渓谷には滝がいくつも連続(Cascade)している。 
現地人料金は700円相当だが、この子達が入園料を払っているとは思えない。  一番奥の大滝。この滝壷でも水浴ができる。