年末のご挨拶   2004年12月

南太平洋のバヌアツ共和国から年末のご挨拶を申し上げます。


バヌアツに赴任してから2ヶ月が過ぎ、配属先の商工会議所での業務も進捗し始めました。何かにつけ初めての経験ばかりですが、元気に楽しくやっておりますので、他事ながらご安心ください。

バヌアツは人口20万の小さな国ですが、伝統や言語の異なる100以上の部族で構成されており、体つきも長身痩躯からズングリムックリまで様々です。上の写真は11月29日のUnity Day(民族統一の日)の一幕ですが、各チーフ(酋長)の統率のもとに行進する部族の力強い歌声は、この国の秘める力の存在を感じさせました。

ポートビラは年間6万人を超える旅行者が訪れる国際観光都市でもあり、欧米の観光地に負けない高級ホテルやレストランもあります。我々ボランテイアは普段そんな場所とは無縁ですが、皆様が当地においでの際はぜひご一緒させていただきたいと思っております。治安もまずまずですので、ぜひご旅行の計画にお加えください。

南半球のバヌアツは日本と気候が逆なので、真夏にクリスマスと正月を迎えます。今年は日本も台風で大変でしたが、当地はこれからサイクロン(南半球の台風)がやってきます。また、火山帯の上にあるので小さな地震もしばしばあります。バヌアツの様子は順次「バヌアツ便り」に掲載しますので、これからもご愛読ください。当地にはテレビや新聞もなく、皆様とのメール交換だけが楽しみです。とんどんご連絡ください。

2005年が皆様にとりまして良い年であることをお祈り申し上げます。

2004年12月吉日 

在バヌアツ 白鳥貞夫 拝